東京都での出産を控え、「産後ドゥーラ」というサポートサービスを知りました。里帰り出産をしない選択をした私たち夫婦にとって、心身のケアや家事・育児支援を担う産後ドゥーラの存在はとても心強いものでした。
実際に約7ヶ月間体験してみて、産後ドゥーラの選び方、活用の流れ、東京都の助成金について体験談を交えてご紹介します。
産後ドゥーラってどんなサービス?
産後ドゥーラは、産前産後のママと家族を支える専門家です。ママの心身のケア(話を聞く、休息を促すなど)から、家事代行(料理、掃除、買い物)、育児支援(授乳補助、おむつ替え、沐浴補助)まで、幅広いサポートを提供します。
ベビーシッターや家事代行と異なり、産後の不安定な時期を総合的にサポートしてもらえます。
- 里帰りせずに出産・育児をする人
- 実家の支援が受けられず、家事や育児を一人でこなすのが不安。
- パートナーの仕事が忙しく、ワンオペ育児になりがちな人
- 育児と家事の両立に疲弊し、誰かの手助けが必要。
- 初めての出産で育児に自信がない人
赤ちゃんのお世話の仕方や、自分の体調管理が不安。
- 産後うつや心の不調が心配な人
- 精神的に不安定になりやすく、話し相手や見守りが欲しい。
産後ドゥーラとベビーシッター、家事代行の違いを徹底比較
サービス名 | 主な役割・サポート内容 | 専門性・特徴 | こんな方におすすめ |
---|---|---|---|
産後ドゥーラ | ・産後のママの心身のケア(傾聴、休息の促し) ・育児サポート(授乳補助、沐浴、寝かしつけ、上の子のケア) ・家事全般(料理、掃除、洗濯、買い物) ・家族全体のサポート、社会資源への情報提供 | ・産後のママと家族に特化した総合的な支援 ・精神的なサポートを重視 ・産前からの相談も可能 | ・里帰りができない方 ・核家族でサポートが少ない方 ・産後の心身の回復を重視したい方 ・育児と家事の両面でサポートが必要な方 |
ベビーシッター | ・子どものお世話(見守り、遊び相手、食事補助、送迎、寝かしつけなど) ・一時預かりが中心 | ・育児に特化 ・子どもの年齢や状況に合わせたケア ・急な依頼にも対応可能な場合がある | ・保護者が不在の間の子どものケアが必要な方 ・一時的に子どもを預けたい方 ・習い事の送迎など、特定の育児サポートが必要な方 |
家事代行 | ・家事全般(掃除、洗濯、料理、買い物、片付けなど) | ・家事に特化 ・日常的な家事の負担軽減が目的 ・育児のサポートは基本含まれない | ・家事の負担を減らしたい方 ・共働きで家事に手が回らない方 ・特定の家事のみを依頼したい方 |

私は出産・子育て自体が初めてだったので、事前に不安なことが予測できず、当日の状況をみて支援内容を柔軟に対応してもらえる「産後ドゥーラ」を選びました。
実際のサポート内容
- 産前
- 家事がいよいよ大変になってきたので、お風呂・トイレ掃除〜買い物・作りおきを依頼
- 産後
- 沐浴支援と食事サポート
出産2ヶ月前に面談し、退院後の週1のサポートを依頼しました。
特に退院日が一人になることが想定されていたので、予め退院時間に合わせて支援時間をお願いしていました・・・!とっても心強かったです。
産後ドゥーラと併用!「つくりおき.jp」で食事の不安も解消
また、産後の食事サポートとして、宅配弁当の「つくりおき.jp」を利用しました!ドゥーラは週1でお願いしていたため、支援のない日の食事の不安は、宅配弁当でカバーしました。
「つくりおき.jp」は、管理栄養士監修のレシピに基づき、プロが手作りした冷蔵惣菜を自宅に届けてくれる宅配サービスです。温めるだけで食事ができ、献立の考案や調理の手間を省けます。週替わりで多様なメニューが提供され、冷蔵で数日間保存可能です。プロが手作りした料理で使っている食材やレシピも豊富なので、栄養バランスも毎週違った献立が楽しめます。
「つくりおき.jp」の詳細なレビューや利用方法は、以下の記事で詳しくご紹介しています!
産後ドゥーラの選び方の流れ
- STEP 1自治体のHPから情報収集、助成金の確認
自治体のHPから助成金の内容などを確認。
(事前に自治体への利用者登録が必要なところもあります。) - STEP 2問い合わせ・申し込み
産後ドゥーラの事業者に問い合わせをします。
ドゥーラのプロフィールやサービス内容を確認し、いくつか申し込みを行いました。 - STEP 3面談
申し込み後は、メールで面談のスケジュールを調整しました。
実際にお会いして、相性の確認(雰囲気、価値観など)から不安に思っていることを共有し、提供サービス内容、料金体系、緊急時の対応やキャンセルポリシーなどを確認しました。 - STEP 4スケジュール調整
面談で事前の擦り合わせが完了したら、支援日のスケジュールの調整を行いました。
※事業者によっては上記流れではないこともありますので、個別にご確認ください。
ここで注意なのが、できるだけ早めに動くことが大切です!
産後ドゥーラは人気の方になると、数ヶ月前には予定が埋まってしまうことがあるようです。私は東京での出産を決めてから情報収集を始め、出産2-3ヶ月前には産後ドゥーラとの面談を進めたため、希望のスケジュールを確保することができました。

夫からのサポートももちろんですが、サポートしてもらえる第三者がいることが初産の私の心の支えになりました。
自治体の助成金を活用しよう!
私の住む東京都の自治体では、利用可能な時間や助成上限は決まっていますが、産後ドゥーラを1時間約1,000円で利用できました。自治体の具体的な助成金内容は自治体によって異なるため、お住まいの自治体の窓口で確認することをおすすめします。
その他育児支援サイトの活用
「産後ドゥーラを探したいけど、どこから探せばいいの?」という方には、以下サイトを活用するのもおすすめです。助成金の対象になるかどうかはお住まいの自治体HPをご確認ください。
・産後ドゥーラ協会のドゥーラ検索(https://www.doula.jp/search/)
・キッズライン(https://kidsline.me/)
実際に体験してみた産後ドゥーラ利用のメリット・デメリット
メリット
- 心身の負担軽減・休息
- 夫婦仲の維持・向上(産後外出できない状況の中、話し相手にも)
- 第三者からのアドバイス
デメリット
- 費用(助成金を活用しても自己負担が生じる場合があります)
- ドゥーラとの相性
- プライバシーへの配慮(自宅に招くことになるので抵抗がある方も多いかも)
体験談まとめ:産後ドゥーラは我が家にとっても合っていた!
今回、東京都での出産に際して産後ドゥーラを利用しましたが、これと合わせて宅配弁当の「つくりおき.jp」を併用することで、里帰りなしの産後でも夫婦で乗り切りました。各サービスの活用が、産後の不安を軽減し、より良いスタートを切るための大きな手助けになりました。
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。